Unity2018(SDK3)から2019にアバターを移行する
大型アップデートが来ました。
ついにUnity2019に移行するときです。
先に断っておきますが、
98%のアバターは移行しなくても大きな問題はないそうです。
急ぐ必要はないのでバックアップを取ってゆっくりやりましょう。
想定読者
- Unity2018のAvatars 3.0から2019に移行したい
(ワールドの人は手順が違います)
(2.0からの人は移行自体の手順は同じですが3.0のシステムになります) - アバターにClothコンポーネントをつけていない
(一手間増えます)
Contents
Unity 2019を準備する
まずは、Unity 2019を入手します。
VRChatのCurrent Unity Versionから必要なバージョンを確認します。
8/5現在、Unity 2019.4.29f1が利用されます。
すでに該当のバージョンを準備している場合は次項まで飛ばしてください。
公式推奨の方法はUnity Hubを利用することです。
こちらのDownload Unity Hubからダウンロードできます。
インストールタブでインストールを押す(画像参照)とバージョン一覧が出ます。
必要なバージョンにチェックを入れて「次へ」を押します。
次の「モジュールを加える」は必須ではありませんが、
Androidを加えておくのを推奨します。
Quest対応に必要になるからです。
移行準備をする
インストール待ちがてら、アップグレードの準備をします。
バックアップを取るのはもちろん、
先にSDK2019を入れるという必須操作もするので読み飛ばさないでください。
バックアップを取る
バックアップを取る一番簡単な方法は、
Unity Hubのプロジェクト一覧から「エクスプローラで表示」してフォルダをコピーすることです。
(クラウドとか)別のバックアップがあるならそれでもいいです。
方法は個人次第です。
が、バックアップは取ってください。
事故の責任は取れないので…
Unity 2018上で2019のSDKを入れる(重要)
次に、Unityバージョンは2018のまま下準備をします。
まずは、VRChat SDKの最新版を入手します。
ブラウザでVRChatにログインして以前同様Downloadsに行けば大丈夫です。
親切に「SDK 2019」などとは書いてくれていません。
そのままSDK Avatars 3.0をダウンロードしましょう。
ファイル名の日付が2021.08.04.11.23以降であれば大丈夫のはずです。不親切。
SDKを入手したら、Unity 2018のまま移行したいプロジェクトを開きます。
Unity Hubでバージョンが2018のことを確認してください。
最初のプロジェクト移行時は余計なことをしなければ2018で開くはずです。
2プロジェクト目から不意に2019で開きかけるかもしれないので十分に注意を
開いたら、ダウンロードしたSDKをImportし、ファイルを上書きします。
VRC Avatar Descriptorなどがエラーになりますが、大丈夫です。
そもそも何かあったときのためのバックアップです…
Clothが設定されている人へ
アバターにClothコンポーネントがついている場合、さらに準備が必要です。
そのままアップグレードすると設定が壊れるそうです。
私は残念ながらClothつきのアバターを持っていなかったので
(正確には3.0移行のときに同様に壊しました)
ここでの手順の紹介は控えておきます。
公式ドキュメントを参考にしてみてください。
私訳もありますが保証はできないので自己責任で参照してください。
Unity 2019でプロジェクトを開く
ついにUnity 2019を利用します。
Unity Hubでバージョンに2019を指定し、開きます。
いくつかのダイアログが出ますが、自己責任のもと続行します。
(ファイアウォールも立ち上がりましたが許可しました)
プロジェクトが開くまでしばらくかかります。
大きさに比例して処理時間はかかるようなので、複数アバターのプロジェクトは大変かもしれません
開きました。
先ほどエラーになっていたVRC Avatar Descriptorも復活しています。
アップロードする
あとは、普段通りにアバターをアップロードします。
これで移行作業は完了です。
面倒そうなClothを扱っていないとはいえ、比較的すぐに済みますね。
ただ、何が起きるかわからないのでバックアップを忘れずに。
心配なギミックがある人はTestなどで確認してみましょう。
繰り返しますが98%は互換性があるはずです
では、お疲れ様でした。
